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【全編3.7万文字】本せどりのガチな教科書【無料1.5万字+有料2.2万字】
※すでに本せどりをスタートさせている方向きには、『本せどりの目利きの教科書』を公開しておりますので、ぜひご覧ください。
https://brain-market.com/u/two/a/b2QjM4gTMgoTZsNWa0JXY
はじめまして、「あすら」と申します。
副業での本せどりを、3年以上やっています。
本せどりは、「やり方さえ分かれば、ただの作業」です。
ちょっとした空き時間で、自分のペースで稼げます。
自分が始めたとき、なかなかうまくいかずに苦労したので、このテキストを書きました。
「こんなことを教えてくれる人がいたら助かった」という内容を書いています。
「むちゃくちゃ儲かりました!」等々の、空々しい派手な煽り文句を書くつもはありません。
エア(本せどりをやってるフリをしてる)だけかどうかは、記事の内容で判断してください。
ちなみに、すでにバリバリにやっている方が読むべき内容は含まれておりません。
ただ、もしあなたが初心者だったら、無料部分だけでも「読めば、本せどりを始められる」という内容になっていますので、ぜひご覧ください。
なおこのマニュアルには、「Amazonのアカウントの作り方」とか「バーコードリーダーの設定方法」などは、説明されていません。
こうした内容については、Googleで検索するなどして自分で調べていただくことになります。
また、マンガ・ライトノベル・洋書については、ほぼ触れておらず、その辺りの具体的な利益本の名前・攻略法を知りたいという方には、このマニュアルはマッチしませんので、あらかじめお知らせしておきます。
全体的な話として「楽に稼げる」といった感じの裏技的なものは、一切書かれておりませんので、あしからず、お含みおきください。
地に足の付いた堅実な思いで、「副業にチャレンジしたい」と考えている人だけ、この先を読んでください。
はじめに
まずはじめに、このテキストのコンセプトの説明をカンタンにします。
それは、「できるだけ月額費用をかけずに本せどりにチャレンジする」というものです。
本せどりをやる場合、一般的にはおおよそ、月に13,000円(Amazon大口約5,000+プライスター約5,000円+Keepa約3,000円)くらい、固定費がかかります。
しかし、ここで説明する方法だと、月3,000円(せど楽チェッカー)+1冊売れるごとに100円(Amazon小口)ですみます。
ですので、気軽に挑戦することができるわけです。
では、まず本編に入る前に、このマニュアルの全体の流れについて、少し書いておきます。
無料部分では、「本せどりを始めるための4ステップ」を解説しています。
ステップ1:利益本を知る
ステップ2:道具を揃える
ステップ3:本を仕入れる
ステップ4:本を売る
という流れです。
その後、有料部分では……
無料部分で1種類しか説明しなかった仕入れのやり方について、パターンのバリエーション7つを解説します。
また、最初のうちは利益が取れる本のイメージが湧かないかと思いますので、繰り返し利益が取れた具体的なシリーズを8つお教えします。
ボリュームとしては、無料部分1.5万字+有料部分2.2万字、合計3.7万字となっております。
これらすべてを知ったうえで本せどりを始める人は、ほぼいないと思われます。
「その分、アドバンテージが得られるのでは?」と勝手に考えております。
なお、このマニュアルは【予告なく値上げします】。
それでは、本編に入って参ります。
ステップ1:利益本を知る
古本屋さんだって商売だろうに、利益商品なんてホントにあるの?
そう思っている人がいるかもしれませんね。
そのため、「具体的にどんなケースで利益が取れるか」を見ていくことにしましょう。
ここでは、本せどりの仕入先として大定番であるブックオフの場合で解説します。
結論から書きますと、主に4つのパターンが考えられます。
① Amazonでの価格が高騰する場合
② そもそものブックオフでの値付けが安い場合
③ ブックオフでの売れ残りによって値下げによる場合
④ コンディションがよいことで高値で売れる場合
くわしく説明していきます。
利益商品の理由① Amazonでの価格が上がるものがある
当然のことながら、古本の市場価値はつねに変動しています。
分かりやすい例としては、本が大ヒットして印刷が追いつかない状態などには、価格が高騰しますね。
他にもベストセラーの本で、そのブームが終わったとすると、ほどなく大量に中古市場に出回るので価格は一気に下落します。
また、あまり嬉しげに言うような話ではありませんが、人気スポーツ選手が引退するタイミングや本の著者が亡くなったタイミングなども、価格は上がる傾向にあります。
いわゆるインフルエンサーが「良い本」として紹介して高騰する場合もあります。
小説やマンガが映画化されたりして、価格が上がるということもありますね。
以上のように価格は変化していきますが、値札は物理的にシールで貼られるため、その度に変更するようなことはそうはできません。
そのため、適切にタイミングを捉えることで利益を大きく取ることができる場合があるのです。
実際、映画化が決定した原作を映画公開まで寝かせてみたり、有名人の訃報が届いたらすぐに動いたりするせどらーの人がいるようですよ。
利益商品の理由② そもそも値付けが安いものがある
噂で聞いたことがありますし、ボク自身の経験からも言える値付けのルールらしきものがあります。
それは「ブックオフは通常、定価以上の値付けをしない」ということです。
例えば、いま現在プレミアがついている本があったとしましょう。
それでも例えば定価が千円なのだったら、通常は千円以下の値付けしかされないということになります。
このルールも最近では守られないことが多いという話もSNSなどでちらほらと聞きます。
とは言え個人的には、いまでもおおよそ守られているような感じがしています。
以下の商品は、プレミアム価格になっているとして有名な本です。
アミ小さな宇宙人 エンリケ・バリオス 石原彰二/訳 さくらももこ/絵 (徳間文庫)
ボク個人としても、何度も仕入れて売っています。
仕入れ値は、販売価格の10分の1以下の550円でした。
見つけるだけで大きな利益が得られますので、ぜひ探してみてください。
利益商品の理由③ ブックオフ内で値下がりするものがある
ブックオフが一般の人から仕入れた商品は、値付けがされて棚に並べられます。
しかし当たり前ですが、それがすべてのそのままの値段で売れるわけではありません。
なので、しばらく売れない状態が続くと、値下げされます。
ブックオフで商品を探していると、下の画像のような値札をよく見かけることになります。
カバーに貼ってある大きな値札が最初の値付けのもので、小さな値札が値下げ後の価格のものです。
ときには小さな値札が何枚も貼られ、何度も値下げされた形跡のある商品さえあります。
値下げの要因としては、店舗から一定の距離、いわゆる商圏内の人しか買いに来ないため、どうしても売れ残る商品が出てくるということなのでしょう。
ブックオフでは通常の棚を「プロパー」と呼び、110円・220円の棚を「単C」と呼びます。
単Cというのは、「単行本のCレベル」という意味らしいです。
プロパーから単Cへ押し出されるように値下げがなされる様は、「ところてん」と呼ばれたりしているようです。
店員さんが「小槌」とも呼ばれるハンドラベラーで、新しい値札を「カチャカチャ」と貼っているところを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
すべてがそうなるわけではありませんが、まさに「利益商品が生み出されている瞬間」と言えるでしょう。
また店舗の倉庫には限りがあるため、買取が増えたりなどして商品がだぶついてくると、お店としては困ります。
なので、例えば「新書のみ50%オフ」というようなことを、期間を区切ってする店舗もあります。
お正月やお盆にはいつも20%オフのセールが実施されますが、その理由も同じです。
休みになると、部屋の掃除をして本を売る人が増えるというわけですね。
以上のような感じでブックオフ内で値下げされた商品は、Amazonとの価格差が大きくなり、利益を取れる可能性が上がります。
利益商品の理由④ コンディションをさほど見ていないものがある
ブックオフに本を買取に出した経験のある人なら分かると思いますが、本の状態はほとんど考慮されていません。
おそらく「査定額をなるべく早く売り手にお知らせする」という方針が、お店にあるのではないでしょうか。
実際、見ていると「バーコードがあれば次々に読み取って、システムが出してきた金額をそのまま売り手に提示する」という作業をしているようです。
要するに「多少汚れやドッグイヤーがあっても、お店としては損しない額」として、そもそもの査定額を定めているのでしょう。
そして、売る際の値付けについても、大きく汚れや破損などの問題があるもの以外は、おおよその値段で付けているようです。
そのため同じ値段の同じ本でも、状態の良いものもあれば悪いものもあるということになっています。
なかには注文カードやアンケートハガキが挟まったままで、本自体も読まれた形跡が感じられないほどキレイなものがあります。
こういう状態のよいものを仕入れると、Amazonで高く売れる可能性があります。
ただし、「状態がよければ必ず高値で売れる」ということにはなりません。
例えば実用書などは、新品に近い状態にまでこだわる人は、さほどいないはずです。
逆に画集などは、その作家さんのファンであれば、できればキレイなものがほしいはずですよね。
また当然ながら、他の出品者が「可」のものばかりだしているような状況も、状態のよい商品の価値を上げてくれます。
以上のようなことを考慮しながら、なるべく状態のよい本を仕入れて利益を確保するようにしましょう。
色々な理由で「利益商品は生み出され続けている」
以上、利益商品がなぜ生まれるのかについて、4つほど例を挙げてみました。
今後の状況は変わっていくかもしれませんが、利益商品はいまでも毎日生み出され続けていると言えるでしょう。
要領が分かったうえで探せば、入店後すぐに利益商品が見つかることも少なくありません。
仕入れさえできれば、商品の登録や発送は、ある程度余裕を持ってやることができます。
なお、もう少し抽象的な「稼ぎの構造」については、運営中のサイトで解説していますので、よろしければご覧ください。
ステップ2:道具を揃える
「稼ぎの仕組み」が何となくでも理解できたら、次はせどりをするための道具を揃えましょう。
ここでは、なるべくシンプルなやり方をお教えします。
結論から言いますと、仕入れに出かけるまでにやらなければならない準備は、以下の3つだけです。
① Amazonのセラーセントラルアカウントを作る
② せどり用のアプリをインストールする
③ バーコードリーダーを買う
他の準備は、仕入れをしつつ、追々やっていくことにしましょう。
くわしく説明していきます。
まずやるべき3つの準備
仕入れに行く前にやるべき、最低限の3つの準備について説明します。
これ以上ないほどまでに削ぎ落とした、シンプルな内容になっています。
ぜひ、すぐに実行ください。
① アマゾンのセラーアカウントを作る
本せどりの主な売り場は、アマゾン(セラーセントラル)ですので、アカウントを作りましょう。
アカウントは、小口と大口の二種類ありますが、オススメは小口です。
なんと言っても、月額5000円ほどの費用がかからないのは大きいです。
ここで大事な注意点ですが、上の画像にある「さっそく始める」等のボタンから進んではいけません。
ずーっと下までスクロールして、下の画像の赤く丸をした部分から進んでください。
ちなみに、一度でも大口のボタンを押してしまうと、その後「小口出品サービスに登録する」のリンクから手続きを進めても大口にされてしまうことがありますので、注意してください。
ボクはこれで、3万円くらい知らないうちに払ってしまっていました
すでにボタンを押してしまったという場合には、別のブラウザ、Opera、Vivaldi、Brave等の別ブラウザを使って手続きをした方がよさそうです。
なお、小口だとアマゾンの倉庫や配送のサービス(FBA:フルフィルメント・バイ・アマゾン)が使えません。
もし「本以外のものもせどりをする」と決めている方は、すべてを自己発送というわけにもいかないと思いますので、大口を選択してください。
また小口の場合、書籍が一冊売れるたびに、余計に100円の手数料がかかりますので、いちおうお知らせしておきます。
② せどり用のアプリをインストールする
インストールするアプリは、2種類あります。
一つは、Amazon公式の「セラーセントラル(iPhone・Android)」です。
売るための商品登録ができたり、売れたときの通知が来たりなどするアプリです。
このセラーセントラルだけでも、売り値や商品のランキングなどは調べられますが、連続で何件もの処理はしてくれません。
そのため、せどり専用のアプリも使います。
ただし、Amazonの小口業者でも使えるものは少ないようです。
個人的には、「せど楽チェッカー」一択だと思っています。
重要なポイントは、Amazonでの過去の販売履歴(直近10件)が確認できるという点です。
仕入れようとする本が、いつ、いくらで売れたかが確認できるわけです。
これを使うことで、多くのせどらーが使っているAmazonでの販売履歴確認サイト、Keepa(キーパ)に課金しなくても、なんとかやっていけます。
Keepa(キーパ)は、Amazonでの商品の売れ行きをチェックするための強力なツールです。
ですが、月額で19ユーロ(1ユーロ160円換算で3000円ほど)かかってしまいます。
固定費を抑えるのは、商売の基本です。
「せど楽チェッカーの情報では足りないと感じたら、Keepa(キーパ)にも申し込む」という流れで、ひとまずはOKだと思います。
一般的にありがちなコースと、このサイトのやり方とで、月額の固定費を比較しておきましょう。
よくあるパータンだと「大口+プライスター+Keepa(キーパ)」で13,000円ほどですが、このサイトの方法だと「小口+せど楽チェッカー」で3,000円(+一冊売れるごとに100円)です。
この差は、かなり大きいものと思います。
③ バーコードリーダーを買う
本せどりのため、古本屋などで仕入れるときには、Amazonとの価格差を調査します。
つまり、「ブックオフなどで売られている本の値段がAmazonと比べて十分に安ければ、価格差から利益がゲットできるので仕入れる」というわけです。
価格の調査のためには、裏表紙のJANコードと呼ばれるバーコードを使います。
スマホでせどり用のアプリを立ち上げ、バーコードリーダーのボタンを押してビームをJANコードに当てて読み取ると、アマゾンでの現在の価格や販売ランキングが調べられます。
そのデータをもとに「安く仕入れられ、高く売れそうなら仕入れる」という具合に判断することになります。
JANコードは単なる数字の羅列ですから、もちろん手入力でもできますが、さすがに何百冊もサーチするとなるとやっていられません。
バーコードリーダーは、KOAMTAC(コームタック)のKDC200シリーズが定番です。
KDC200、KDC200i、KDC200iMと3種類ありますが、どれでも構いません。
くわしく説明すると違いますが、せどりに使うのなら、検討に値するほどの違いはありません。
「買いたいサイトでKDC200と検索して、一番安価なのを買う」というのでOKです。
使わなくなっても、それなりの値段では売れます。
またバッテリーは簡単に交換できるので、動作品であれば中古にするというのもアリだと思います。
もっと安いものもありますが、コンパクトさや読み取りの正確さ、素早さ、読み取りの距離などで定評があるため、やはりこのシリーズ一択です。
他の出費は極力抑える方法で説明していますので、メインの商売道具には品質のよいものを選びましょう。
なお、「どうしても高い」という方には、teraのワイヤレスバーコードリーダーがよいかもしれません。
ただし、個人的に使ったことがないのでオススメはできませんが、界隈での評判は悪くないようです。
追々やっていく準備
すでに説明をした3つをやってしまえば、とりあえず仕入れに出かけることができます。
ただし、それ以外にも用意すべきものは色々とあります。
くわしく説明していきましょう。
・プリンター(納品書の印刷等に。オススメはレーザープリンター)
・本棚(1段がカラーボックス程度の30cmくらいで、段数が多いのがオススメ)
・文房具(のり・はさみ・テープ・封筒・コピー用紙・クリスタルパック(古本を包むための透明のビニール袋)・プチプチ(梱包材)・シールはがし等)
以上は、必要なものということになりますが、次のようなものがあると作業が効率的になりますので、参考にしてください。
・ビニール封筒+シーラー(荷造りが格段に楽に)
・撮影ボックス(商品写真の撮影用)
・パソコン用バーコードリーダー(パソコンでの出品作業用)
ステップ3:本を仕入れる
利益商品って、どうやって探すの?全頭しろ(片っ端からリサーチしろ)」と言われるけど、お店にある全部の本をチェックしろってこと?
仕入れ初心者の方の中には、そんな風に思う人もいることでしょう。
お店の本を全部チェックするのは、さすがに大変すぎますよね。
結論から言いますと、全頭のコツは「あらかじめ範囲を区切ってやること」です。
所々を適当に調べたのではなかなか利益商品は見つかりませんし、かと言って「お店のすべての本をチェックする」のは、ほとんど誰にもできないからです。
「初心者向けの手順を教えてくれ」という方のために、まずはもっともシンプルだと思われる仕入れの手順からご説明します。
もっともシンプルな仕入れの手順
「とりあえずは、どうやって練習すればいいの?」という人は、次のような手順でやってみてください。
・ブックオフの単C(110円、220円の棚)を棚の1区切りごとにリサーチ。
・棚一段分の本(30~40冊程度)に一気にビームして、バーコードを読み込む。
・販売価格が1000円以上のものを仕入れ候補とする。
・直近3ヶ月の売れ行きをチェックして、5回以上売れていれば仕入れる。
・ただし線引が大量にあったりカバーが大きく破けているなど、状態が悪いものやCDなどの付属品がないものは除く。
・棚3個分まで調べて、もし一冊も見つからなかったら店を変える。
なお、棚の1区切りをいくつ調べるかは、体力や使える時間に合わせて適宜変えてください。
この手順を機械的に行えば、遅かれ早かれ、利益商品は見つかるものと思います。
ものすごくよさそうなものもあれば、微妙で仕入れに迷うものもあるかもしれません。
ただ、いずれにしても「最初から必ず絶対に成功する方法」というのはありません。
まずはチャレンジとして、何冊か仕入れてみましょう。
なお「この箇条書きだけでは、内容がよく分からない」という方は、以下のセクションを読んでください。
仕入れの仕方の3フェーズ
仕入れの基本戦略は、以下のような3つのフェーズになります。
① どの棚をリサーチするか決める
② 仕入れ候補を探す
③ 仕入れるかどうかを決める
順番に、くわしく説明していきます。
ちなみに「そもそも全頭すべきかどうか」という問題もありますが、それについてはボクのサイトで説明していますので、参考にしてください。
仕入れのフェーズ①「どの棚をリサーチするか決める」
ブックオフには、当然ながら書籍が山のようにあります。
そこから利益商品を見つけたいわけですが、闇雲に探してみても、なかなか見つかりません。
まずは大雑把なものであっても、「どこをリサーチするか」の戦略を立てる必要があります。
ここでは、「棚ごとに区切って全頭する」という方法を説明します。
「棚ごと」というのは、下の画像のような感じです。
主戦場であるブックオフなら、このような「単C(たんしー)」と呼ばれる110円、220円の棚について、その一区切りをターゲットにして、そこにあるすべての本を調べます。
なぜ棚で区切ってサーチするかと言えば、区切りもなく適当にやっても、どこを調べたのかが分からなくなるからです。
また、とは言ってもさすがに「店内のすべての商品をチェック」するのはむずかしいから、です。
区切られた一部とは言え、「端から端まで残らずリサーチする」というのも意外に大事なポイントです。
仕入れをしていると、同業者らしき人が「手前だけをチョロチョロと調べて、すぐにどこかに行ってしまう」のをたまに見かけます。
何か考えがあってやっているのかもしれませんが、全頭ということであれば、もちろんNGです。
簡単に手が届く調べやすいところの本だけをサーチしても、他にも同じような人はいるはずです。
なので、すでに調べられ利益商品は取られている可能性が高いので、無駄が多くなってしまいます。
人が面倒がってやりたがらないところをこそ、きちんと調べてください。
仕入れのフェーズ②「仕入れ候補を探す」
まずは、「どの棚で利益本を探すか」という話をしてきました。
ここでは、リサーチすると決めた棚からどうやって探すかという「具体的な探し方」について説明したいと思います。
価格の調査は、せど楽チェッカーを使って行います。
アプリを立ち上げた状態で、KDC200などのバーコードリーダーでビームを打ち、バーコードを読み込むわけです。
バーコードは、基本的には、本に印刷されているISBNのバーコードを読み込んで行います。
理由は、(写真下部の)店内バーコードは間違っていて、違う本のものである可能性があるからです。
せど楽チェッカーは、読み込んだバーコードの情報から、下のような表示をしてくれます。
一番上の例では、「1,135円」と表示されていますね。
これは、直近の「可」を除く最安値から、Amazon手数料と200円の諸経費を引いた価格です。
ちょっと、意味が分かりづらいですね。
ざっくり言うと、「表示された値からブックオフで仕入れる値段を引けば、それが利益」という感じです。
なお実際には、この計算は大口でのものですので、小口の場合には、あと100円引かれます。
結局のところ、もしこの本が220円で仕入れられたら、小口であるがゆえの100円と合わせて、320円を表示価格から引いた、815円くらいが見込み利益となるわけです。
ちなみに、表示される値の計算方法は、設定で変えることができますので、正確な値が出るようにしたいという方は、変更してみてください。
話を戻し、一つ注意点を書きますが、サーチする際には、何冊も連続で読み込むようにしましょう。
せどりアプリが、バーコードに該当する商品のデータをネットから引っ張ってくるのですが、その処理には1件ごとに多少の時間がかかります。
そのため、「ビームして、価格を見て、購入を検討して」と1冊ずつやっていたのでは、時間がいくらあっても足りません。
「少なくとも十数冊くらいは一気にビームして読み込み、出てきた結果画面からめぼしいものについて仕入れるかどうか検討する」というような流れで、やってみてください。
仕入れのフェーズ③「仕入れるかどうかを決める」
リサーチする棚を決めて、次々にビームすることで、仕入れ候補はいずれ見つかることでしょう。
ここでは、「仕入れるかどうかの決め方」を説明します。
仕入れるかどうかを決めるのには、4つのポイントがあります。
それは、「価格差(見込み利益額)」「売れ行き」「コンディション」「すでに売られている商品数(出品者数)」です。
順番に説明していきます。
◯価格差(見込み利益額)をチェックする
リサーチの結果、いま現在Amazonで高く販売されている本の方が、当然のことながら利益が得られる可能性が髙いです。
せどりアプリで調べると、Amazonでいくらで売られているかや、いくらの利益になるかが表示できます。
下の画像は「せど楽チェッカー」での例ですが、赤丸の価格から仕入れ値を引いた価格が利益になります。
利益がどういう感じで計算されるのか、具体的な例をあげて計算してみましょう。
例えば、110円で仕入れた本が1000円で売れた場合を考えます。
Amazonの手数料が商品の15%+80円で、小口だと+100円、送料はクリックポストだと185円ですから、仕入れ値が110円だった場合、1000円で売れる商品については……
1000(売値)×0.85(手数料)-80(手数料)-100円(小口の場合の追加の手数料)-185(送料)-110(仕入れ値)で、利益は375円になります。
ただし、実際には「どの程度稼げれば仕入れたいと思うか」は、人によって違うでしょう。
副業だと「あまり時間がない」という方が多いでしょうから、もっと大きめの利益でないときびしいかもしれません。
とは言え、もちろん利益が大きい本はなかなか見つかりません。
その点は「あちらを立てればこちらが立たず」という、いわゆる「トレードオフ」の関係になっています。
「どのくらいの利益額であれば仕入れ対象になるか」の自分にとっての落とし所については、さすがにやっていく中で探っていくしかないと思います。
個人的な感触としては、1冊500円以上の利益なら、手間を考えても悪くはないかなと思いますので、参考にしてください。
なお、仕入れ基準に影響を与える点には他にも、「本を置いておく場所があるのかないのか」があります。
置き場所がたくさんあるなら、売れ行きが鈍くても利益が取れそうな本は仕入れておいて、じっくり売れるのを待つことができますね。
◯売れ行きをチェックする
「利益が取れそうだから」という理由で売れ行きを見ずにどんどん仕入れると、売れ残りの在庫が増えていくことになってしまいます。
仕入れ対象の本については、その売れ行きを必ずチェックしましょう。
せど楽チェッカーだと、画面の右下が「中古の本の販売履歴」です。
短い間隔で何度も売れているような商品は、売れ筋だということが分かります。
「売れ行きがどの程度だったら仕入れるのか」ですが、個人差もあり、一概に言うのはむずかしいです。
いちおうのざっくりとした判断基準をあえて書くとすれば、「3ヶ月で5回以上売れていれば仕入れられそう」という感じでしょうか。
個人的には3回でも仕入れますし、もっと言えば直近3ヶ月でまったく売れていなくても、仕入れるときはあります。
具体的には「1万円で売れるかもしれない本が110円で仕入れられる」なら、かなり売れゆきが悪くても「とりあえず仕入れておこう」ということになりますよね。
参考として「本の順位と体感での売れ行き」についても、大雑把な表現ですが、いちおう書いておきます。
・10万位以上:けっこう売れる
・30万位くらい:いくらか売れる
・50万位くらい:あまり売れない
・100万位以下:いつ売れるか分からない
あくまで感覚的なものですので、念のため。
◯コンディションをチェックする
本のコンディションについては、やはり状態のよいものの方が高く売れます。
またAmazonに出品するとすれば、「かびている、ひどい染みや臭いがある、汚れている、ページ数が不足している商品、または文字が読めない商品」については、そもそも出品できません。
Amazonへの商品登録の際には、コンディション・ガイドラインに応じて「ほぼ新品」「非常に良い」「良い」「可」に分けて、商品の状態を設定しなければなりません。
Amazonでの売却をする人がほとんどでしょうから、コンディション・ガイドラインについては必ず確認をしておいてください。
なお、「カバー」と「ダストジャケット」という感じで、使われている言葉について分かりづらい部分があり、その点を解説している記事がボクのサイトにありますので、参考にしてください。
◯「すでに売られている商品数(出品者数)」をチェックする
Amazonで売るにせよ、メルカリなどの他の場所で売るにせよ、他にも同じ商品を出している人が多ければ多いほど、商品は売れづらくなります。
Amazonで言うと、例えば、他の出品数が50も100もあるような商品だと、かなり値下げをしないと「いつ売れるか分からない」という感じになりがちです。
せどりアプリで商品検索するとAmazonでの在庫数が表示されますので、チェックするようにしましょう。
逆に、在庫が数冊程度と極端に少ないものであれば、売れ行きが悪くても仕入れると吉かもしれません。
とは言え、もちろん過去にある程度の価格と頻度で売れているのが前提です。
ステップ4:本を売る
さて、せどりの4ステップの最後は「本を売る」です。
仕入れてきた本は、当然ながら、どこかで売らなければ利益にはなりません。
例えば、「ブックオフで仕入れて、メルカリで売る」という方法があります。
しかし一般的に行って、メルカリでの売値は低い傾向にあります。
ですので、主な販売先はAmazonにしている人がほとんどだと思います。
そのため、ここではAmazonで販売するための方法について書きたいと思います。
事前準備
商品登録の前には、いくつかやることがあります。
・本に貼られた値札などを剥がし、クリーニング。
・コンディションのチェック。
・(やるなら)写真撮影。
・(やるなら)透明のビニール袋や梱包材で包む。
・通し番号が書かれたシールを貼る。
値札については、ブックオフのものであれば、シールはがし等を使わずともキレイにはがせると思います。
はがした値札は、個人的には、仕入れた際のレシートと一緒にノートに貼って保存しています。
クリーニングについては、カバーの汚れをアルカリ電解水等で拭いたり、小口(背表紙の反対側、本を開くときに親指が当たる部分)の汚れを消しゴムで消したり、3〜400番くらいの紙ヤスリで削るといった感じです。
ただしある程度は時間がかかりますから、まったくやらずに、出品の際のコンディション評価を下げて出してしまうのも一つのやり方です。
写真撮影については、商品写真があった方が売れやすくはなりますが、その分やはり時間がかかりますから、考え方次第です。
ちなみに、ほとんどの出品者は写真を付けていません。
先ほども書いたとおりコンディションのチェックをしての評価については、Amazonのコンディションガイドラインに基づいてやる必要があります。
トラブル防止のためにも、ガイドラインは必読です。
透明のビニール袋(クリスタルパック)やプチプチでの梱包については、必須ではありません。
まったく包まないというのもアリかもしれませんし、「ほぼ新品」「非常に良い」といったコンディション評価を高くしたものだけにしてしまうというのも、一つのやり方です。
通し番号が書かれたシールを本に貼っておくのは、売れた際に本棚からの取り出し(ピッキング)をやりやすくするためです。
同じ本を複数冊仕入れることもありますので、番号を付けておかないと、どれが売れたのか分からなくなってしまいます。
個人的にはタックシールに、ナンバリングスタンプで番号を打ったものを貼っています。
どちらも、ダイソーなどの百均で入手可能です。
Amazonに商品を登録
Amazonへ出品するための手順は、以下のとおりです。
① セラーセントラルのアプリを起動。
② 「商品登録」をタップ。
③ 商品名等の記入欄をタップ。
④ KDC200等で本のバーコードを読み取る。
⑤ 「出品する」をタップ。
⑥ 「その他の項目」をタップ。
⑦ [1]「出品者SKU」、[2]「商品の販売価格」、[3]「在庫」、[4]「コンディション」、[5]「コンディション説明」、[6]「出荷作業日数」の6項目を入力。
⑧ 「保存して終了」をタップ。
下に「スマホ画面で、どこを操作するのか」の画像を載せておきます。
手順⑦では商品情報を入力するのですが、その各項目について、くわしく説明しましょう。
[1]「出品者SKU」は管理番号のようなもので、独自に決めてしまってかまいません。オススメなのは、「(通し番号)-(仕入れの日付)-(仕入れ値)」というものです。例えば、初めて仕入れた一冊が、2020年10月10日に300円で仕入れたものだとすると、SKUは「0001-20201010-300」となります。
[2]「商品の販売価格」は、売りたい値段を入れます。ちなみに価格設定をどうするかはむずかしい問題で、たぶん正解はありません。考え方を3つほど書いておくと、1つは単純に「現在出品中の他の出品者に合わせる」というやり方です。2つめは、せど楽チェッカーで表示される過去の販売価格で決める方法です。3つめは「自分が本の価値として感じる値段を付ける」というものです。例えば、定価3,000円の本で自分が出すのが「ほぼ新品」だとしたら、「2,380円でこの本の新品同様なのが買えたら、自分だったらうれしいかな」と思ったら、その価格にするといった感じです。
[3]「在庫」については、古本として仕入れられるのは1冊だけでしょうから、ほとんど「1」になりますね。状態が同じものが複数冊仕入れられたなら、その冊数になります。ただし、もし写真を撮るのなら、それぞれにSKUを割り当てて別の商品として登録しましょう。
[4]「コンディション」については、何度も書きますがAmazonが定めたコンディション・ガイドラインに従って決めます。ただ、なかには「あえて低めに付けて、購入者からの評価を得ることを狙う」という戦略を取る人もいるようです。
[5]「コンディション説明」については、例えば付属品の有無や、カバーに使用感、ドッグイヤー(しおり代わりにページの角を折ったもの)が何箇所ある等々を記載します。ボクのサイトでコメントを作成するツールを公開していますので、参考にしてください。
[6]「出荷作業日数」については、自分が出荷までにかかる日数を入れてください。長く設定しておくと多忙な時期でも安心ですが、あまり長いと購入をやめてしまう人が増えます。一般的には2、3日という感じかと思います。なお、仕事で使うような本などは「すぐに手に入れたい」と思う人が多いため、可能なかぎり短くするのが吉です。
商品を発送
登録した商品が売れたら、スマホに通知が来ますので、以下の手順で発送してください。
・セラーセントラルで、納品書を印刷。
・納品書に書かれたSKUの通し番号で、棚から本をピックアップ。(タイトル等も確認)
・納品書と商品を封筒に入れ、閉じる。
・「Amazonマーケットプレイスの注文商品」と封筒に記載。
・クリックポスト等で送付。
・セラーセントラルで出荷通知。
納品書は、商品と一緒に送る決まりになっていますので、必ず同封してください。スマホでの操作は、①セラーセントラルを起動、②注文管理をタップ、③商品名をタップ、④右下の詳細をタップ、⑤「納品書の印刷」をタップです。ただしスマホがプリンターにブルートゥース接続されているような環境等が必要なので、現実的にはパソコンでの作業になる場合が多いかと思います。パソコンでの作業手順については、このセクション「ステップ4」の最後に書いてあります。
棚から商品を探すピッキングの際に、事前準備で付けた通し番号のシールが効果を発揮します。初めは商品が少ないので「分かるだろ」と思うかもしれませんが、通し番号のシールがないと遅かれ早かれ、わけが分からなくなります。
封筒については、初めは紙の封筒を使っていましたが、黒のビニール製の封筒をシーラーで閉じるようにしたら、格段に楽になりましたのでオススメです。
「Amazon.co.jpマーケットプレイスの注文商品」との封筒への記載は、Amazonの取り決めなのでやらなければなりません。簡易的なものですがエクセルのひな形を用意しましたので、参考にしてください。
郵送については、オンラインで手続きができる「クリックポスト」がオススメです。厚さが3センチ以下限定のため、超えたものは「レターパックプラス」で送りましょう。それでも入らなければ、「ゆうパック」になりますが、ほとんどないかと思います。他に使えそうなサービスは、一辺の長さがクリックポストに入り切らないときに「ゆうパケット」が使える場合があります。また、クロネコヤマトだと、「ネコポス」「宅急便コンパクト」「宅急便」あたりかと思います。
出荷した後には、セラーセントラルアプリで出荷通知を入力する必要があります。どのサービスを使って送ったかと、追跡番号を入れるくらいのカンタンなものです。セラーセントラルの「注文管理」を選択し、売れた商品の「出荷通知の送信」をタップして行います。
なお、送付前のできあがりの封筒のイメージは以下のような感じです。
無料部分の終わり、有料部分の始まり
以上で、本せどりで稼ぐための4ステップは終わりです。
やることがたくさんあるような感じがするかもしれませんが、慣れてしまえば意外に単純なルーチンワークでしかありません。
むしろ単調な作業を続けていくことになり、そこからが勝負のようなところがあります。
なお売り上げは、振込先を設定しておけば、月に2回ほどのペースで勝手に振り込まれます。
というわけで、ここまでが無料部分です。
ここに書いたことをすれば、本せどりをスタートしていくらかの報酬をえるのは可能だと思います。
ここからの有料部分では、まず仕入れの際のリサーチの仕方の話をします。
無料部分で紹介した単純な全頭以外のやり方を、7つ説明します。
つまり、仕入れの際のリサーチの仕方のバリエーションというわけです。
実際に利益本を探す際には、ベタな全頭だけをすることは稀です。
棚を限定したり、ブックオフが本を仕入れた時期が最近のものだけを狙ったり、手を変え品を変え、様々にアプローチします。
無料部分では110円、220円のいわゆる「単C」の棚の攻略だけについて書きましたが、それ以外の「プロパー」の棚のリサーチのやり方についても解説したいと思います。
仕入れのバリエーションが増えると、柔軟で効率的な仕入れが可能になります。
仕入れのバリエーションの説明の後には、「まずはこのシリーズを見てみたら、利益本が見つけやすいかも」という具体的な名前を、8つお教えします。
ずっと仕入れをしていると、このシリーズは繰り返し利益が取れるなと分かることがあります。
その具体的な名前と、どのくらい利益が取れたのかを具体的にお伝えします。
ただし、該当する本が見つかれば必ず利益が取れると約束するものではありませんし、販売価格は変動しますので、そのへんはご理解ください。
なお具体的なシリーズ名を紹介すると、もしかすると競合が増えるということにもなりかねません。
そのため「独自の仕入れをするためのヒント」についても、書いておきます。
つまり、有料部分に書かれているのは……
・ベタな全頭以外のリサーチ方法7種類
・ボクが個人的に繰り返し利益商品をゲットしている本のシリーズ8つ
・独自の仕入れをするためのヒント
です。
以上のような内容の有料部分までをすべて読めば、かなりのロケットスタートができると思います。
前もっての知識としては十分だと思いますので、「あとはやるだけ」という状態になれるものと思っています。
とは言え、もしあなたがまだ本せどりを始めていないのなら、有料部分を買う必要はありません。
公開した部分の内容だけで1万円以上稼ぐということをまずは達成して、「買ってやってもいいかな」と思ったらお願いします。
それでは、有料部分の最初のセクション「本の仕入れ方のバリエーション」から、説明していきます。
じつは、もう少し無料で読めますので読んでいってください。
仕入れのバリエーション
仕入れの際のリサーチ方法についての説明として、「棚ごとに区切って全頭」というのを紹介しました。
けれども、ずっとこれだけをやり続けるというのも、なかなかつらいかと思います。
ですので、追加の7パターン、リサーチ方法の(2)~(8)をご紹介します。
リサーチ方法(2) ジャンルごとに全頭
おすすめのリサーチ法の2つめは、「本のジャンルごとで区切り、そこを全頭する」という方法です。
具体的には、例えば以下の画像のように、「病気」のジャンルだけを区切って調べるということです。
多くの古書店では、ジャンルごとに区切って本が並べられています。
狙うジャンルをあらかじめ決めて、そこを全頭するとメリットがあります。
メリットというのは、まず「どこをリサーチしたのかがハッキリ分かる」ということです。
他にも、「どのくらい利益本があるかなどの傾向がジャンルごとに分かるようになる」という利点もあります。
ジャンル分けを大きめに捉えると、おおよそは次のとおりです。
・文芸書(小説・エッセイなど)
・専門書(コンピュータ・建築・法律など)
・生活(健康・ファッション・マナーなど)
・趣味(料理・手芸・スポーツなど)
・学習(入試関連、資格試験関連など)
・生き方(占い・スピリチュアルなど)
・仕事(ビジネス書・自己啓発など)
・エンタメ(芸能・サブカルなど)
個人的にオススメなのは、専門書・生活・趣味・学習です。
逆に小説や芸能関係などは、少しむずかしい印象があります。
理由は「流行り廃りが早い」ことと、一般の人が買う「部数がたくさん出るような本が多い」からです。
有名人でもブームが去った人の本は売る人が多くなりますし、そもそもたくさん部数が出た本は、古本屋でだぶつきがちです。
いずれも、値崩れがひどくなる原因となるわけです。
リサーチ方法(3) 全頭から間引いてリサーチ
「でも全頭ってのは、やっぱり大変だなぁ」と思った方もいるかもしれません。
そこで、「最近になって仕入れられた本だけをリサーチする方法」をお教えします。
最近仕入れられた本だけをチェックするのがいいのは、もちろん「他のせどらーがまだ調べていない可能性が高い」からです。
なおこの方法は、本せどりの主戦場である「ブックオフ」限定の方法となっておりますので、ご了承ください。
ブックオフではお店が仕入れたタイミングが、色によって表されています。
この写真のように、仕入れたのが1~3月なら「黒」、4~6月なら「緑」、7~9月なら「青」、10~12月なら「赤」のシールが貼られるわけです。
そのため、例えば自分がお店に行ったのが1月なら、「黒」のシールを探せば、その月か、去年より前の1~3月に仕入れた本が探せます。
これで、サーチする対象を4分の1以下まで間引けるわけです。
本せどりの指南書ですね。